繭山龍泉堂
繭山龍泉堂創業者である繭山松太郎(1882-1935)は、 明治38年(1905)4月、 単身北京に渡り、古美術の商売を始めた。 22歳のときである。 当時の北京は、欧米での東洋美術の流行にともない、 美術市場の中心地として栄えていた。 鉄道工事の際に発掘される古代の文物や、 清...
繭山龍泉堂創業者である繭山松太郎(1882-1935)は、 明治38年(1905)4月、 単身北京に渡り、古美術の商売を始めた。 22歳のときである。 当時の北京は、欧米での東洋美術の流行にともない、 美術市場の中心地として栄えていた。 鉄道工事の際に発掘される古代の文物や、 清...
2024.3.30
東洋古美術と現代アートが融合する「RYUSENDO GALLERY」 東洋古美術と現代アートが融合する「RYUSENDO GALLERY」 ――昨年、繭山龍泉堂の現代アートギャラリー「RYUSENDO GALLERY」が本格的にオープンしました。ギャラリーのコンセプトについて教えてください。 RYUSENDO GAL...
2023.3.1
今回は宋時代に作品を絞って展示即売いたします。定窯、耀州窯、鈞窯、龍泉窯、景徳鎮など宋を代表する窯の作品を多数ご用意しております。磁器の最高到達点と呼ばれる宋磁の美しさを堪能し、ぜひお手元に置いていただければ幸いです。
2022.3.1
「宋磁」は日本人にとって最も人気のある中国陶磁のジャンルです。単色の釉薬にシンプルかつ洗練された造形のものが多く、普遍性があるため、宋時代以降の明や清においても高く評価されてきました。また、磁州窯系の作品の中には、宋磁としては珍しい絵付けが施された作品もあ...
2020.1.28
今からおよそ100年前、河北省南部の町「鉅鹿」で磁州窯の陶磁器が発見されました。活力にあふれた自由で明快な文様と力強い造形に多くの人々が魅せられ、宋磁の代表的な窯となりました。磁州窯は灰色の素地に白化粧し透明釉などをかけて焼成します。民窯独特のやわらかく暖かい...