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平良光子個展「罪と罰」

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四季彩舎

この度、四季彩舎では平良光子の個展「罪と罰」を開催いたします。

自身、初個展となる本展では平良が新たに制作した7点の木彫作品を展示、同時開催として東京スクエアガーデン1Fアートギャラリーにて第105回二科展にて二科賞を受賞した作品した「Pieta」、学部3年次に制作した自刻像「極北」を展覧いたします。

平良光子は、幼い頃から動物を自身の世界の中心に据え、その生命を木彫彩色というスタイルで表現してきました。

彼女の作品は、聖書や詩、民話などから着想を得て、静謐さと深い感情を彫り出すことを試みています。

今回の個展「罪と罰」では、四肢を打ちつけられ天を仰ぐ白い獣を描いた作品や、座り込む青い狼の大型彫刻、深い眠りに落ちた犬を表現した新作彫刻を展示します。また、平良光子の創作において重要なターニングポイントとなった作品「極北」と「Pietà」の2点も併せてご覧いただけます。彼女の世界観と創作に込めた思いを、ぜひお楽しみください。
  

  
アーティストステートメント 

 
「幼いころから動物は、わたしの世界そのものでした。 生き物をモチーフに木彫彩色というスタイルで、静謐さを彫り出そうと試みています。
 
表題作では、四肢を打ちつけられた白い獣が、天を仰ぎ見ています。 それは教会で目にしてきた十字架と、同郷の彫刻家 荻原守衛 (碌山)の絶作「女」の、 後ろ手に跪きつつ、天へと伸び上がろうとする姿にどこか重なるイメージがあります。
 
拙作「罪と罰」は、捕えられた野生、無実の罪、絶望の中の祈りを表しています。 世界はいつも、争いと悲しみで溢れかえっています。 この小さき命の佇みが、自分を含む人間への「罰」に見えてくるのは私だけでしょうか。」

 

— 平良光子
 

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