「美術品⼊札会 廻 ‒MEGURU-」Vol.18 下見会
加島美術
18回⽬となる本オークションでは546点の作品を出品いたします。江⼾期の⼤家・伊藤若冲、曾我蕭⽩、円⼭應挙、⻑澤蘆雪らの作品をラインナップするほか、特集として、⽵内栖鳳、⽊村武⼭、斎藤清を取り上げます。また、前回ご好評いただいた浮世絵・新版画は、⼀勇斎国芳、⽉岡芳年、歌川広重、川瀬巴⽔、⼩原古邨らの魅⼒的な作品を出品いたします。
加島美術のギャラリーで開催する下⾒会では、ガラスケースなしで出品作品が展⽰されるため、間近に作品をご覧いただけます。作品の鑑賞はもちろん、実物のコンディションやサイズをご確認いただける絶好の機会です。作品がお気に召せば、その場でご⼊札も可能です。予約は不要ですので、お気軽にお⽴ち寄りください。
◼「美術品⼊札会 廻 -MEGURU-」Vol.18特集
【⽵内栖鳳】
明治から昭和にかけての⻑きにわたり京都画壇を牽引し、東の横⼭⼤観とともに⽇本画の近代化に尽くした⽵内栖鳳。円⼭四条派の伝統技法に⻄洋の写実性を取り⼊れ、⽇本画に新⽣⾯を切り拓きました。「狗⼦」「猛⻁」など栖鳳が最も得意とした動物画をはじめ、今なお新鮮な魅⼒を放つ多彩な17点をご紹介いたします。
【⽊村武⼭】
岡倉天⼼のもと横⼭⼤観、下村観⼭、菱⽥春草とともに⽇本画の近代化に邁進し、⽇本画壇を代表する巨匠の⼀⼈として名を残した⽊村武⼭。斬新、⾰新的な気⾵を求めた⼤観らに対して武⼭は古典に基づく実直な制作を終⽣貫き、伝統的な画題に秀でました。壮麗で精緻な花⿃画や仏画など16点を出品します。
【斎藤清】
⽇本の伝統美に⻄洋の造形感覚を取り⼊れたモダンな作⾵で国際的な評価を受け、⽇本の現代版画の創成期を⽀えた斎藤清。昭和26年のサンパウロ・ビエンナーレでの受賞を⽪切りに晩年に⾄るまで海外で発表を重ね、その作品はニューヨーク近代美術館やボストン美術館など名だたる美術館に収蔵されています。今回は故郷・会津を描いた「会津の冬」シリーズなど⾵景を中⼼に全20点を出品いたします。