【延期】樋口ひろ子個展「吉祥少女」
獺(かわうそ)画廊
本展は6月以降に延期となります。
土曜日は19:00まで 最終日は午後4時閉場
少女の健やかな成長への祈りと一瞬の仮初めの美を振袖に使われる長い歴史を経た、伝統の吉祥紋様とともに華やかに描き出します。
ぜひこの機会に樋口ひろ子の吉祥少女たちをご高覧ください。(作家在廊いたします。)
HIGUCHI HIROKO
樋口ひろ子
「十三詣り」をイメージの根源に、「吉祥少女」を描いています。
古典文様の持つ普遍的な幸福への願いと
少女の持つ仮初めの美しさは
「永遠と一瞬」
何故、少女を描くのか?
何故、着物を着ているのか?
何故、それらの要素にこんなにも惹かれるのか?
暫く判然としないまま少女を描き続けていましたが、
ある時、「十三詣り」と言う言葉に行き当たります。
先祖代々関東生まれ関東育ち、その所為もあって私は「十三詣り」を知らずに育ちました。
衝撃を受けたのはその着物の裁ち方でした。
大人断ちで肩上げをする。
少女が少女であって幼女でも女性でも無い存在である事、
漠然とした「少女」の存在がはっきりと具現化された瞬間でした。
そして、その着物に施された文様は永い時を掛け繰り返し繰り返し描かれ、それらの文様の全てが吉祥文となり、その着物を纏うものの行く末を案じた願いが込められている事、それは古典でありながら未来へ続くものです。
私の少女は古典柄の着物を纏いながらもMANGA の要素を取り入れる事で「今」を感じる事が出来ます。私たちが生きている時代を表現する事、それは現代アートとして必要な要素です。
私の作品は共感を得る為の自己表現ではありません。
過去から未来へ繋ぐ幸福への願いです。
それらの思いから、ここに描かれる少女を「吉祥少女」と名付けました。
【略歴】
千葉県在住
トキワ松学園女子短期大学造形美術科
グラフィックデザインコース卒 ( 現・横浜美術大学)
デザイン会社勤務後イラストレーターに
2008 年より絵画作品を発表開始。
現在、国内外のアートフェアを中心に活動中
偕成社「コミックモエ」谷山浩子賞受賞
サンリオ「詩とメルヘン」イラストコンクール佳作賞受賞
現創展 キャラクターアート部門 2014 銀賞 2015 金賞受賞
現創展 絵画部門 2015 奨励賞受賞
個展
2008 「吉祥の系譜」(銀座 Artlabtokyo)
2011 「少女草子」(茅場町 Artlabtokyo)
2017 「少女式庭園」(京橋 銀座かわうそ画廊)
2019 「吉祥少女」(六本木 Hideharu Fukasaku Gallery Roppongi)
アートフェア
2008 ART TAIPEI 2008(台湾 Artlabtokyo)
2009 アートフェア(Australia Artlabtokyo)
東京コンテンポラリーアートフェア(新橋 東京美術倶楽部 Artlabtokyo)
2011 「行商~ギャラリー・サーカス」(青山スパイラル Artlabtokyo)
2014 アートフェア東京(国際フォーラム Artlabtokyo)
2016 アートフェア東京(国際フォーラム Artlabtokyo)
2019 ONE ART TAIPEI(台湾 銀座かわうそ画廊)
Infinity Japan 2019(台湾 銀座かわうそ画廊)
2020 ONE ART TAIPEI(台湾 銀座かわうそ画廊)
海外展
2018 Living Life 展(韓国Zeinxeno gallery)
2019.2 ひろてぃー + 樋口ひろ子(台湾 wronggallerytaipei 靠邊走藝術空間)
.8 Robot X Girls(台湾 wronggallerytaipei 靠邊走藝術空間)
コレクション展
2011 I 氏コレクション展(高崎市美術館)
2015 「今どきアート~コレクター I 氏の密かな楽しみ」(富岡市立美術博物館・福沢一郎記念美術館)
百貨店
2015 阪神百貨店梅田本店
2017 阪神百貨店梅田本店
2018 船橋東武百貨店
阪神百貨店梅田本店
2019 阪神百貨店梅田本店
銀座シックス
船橋東武百貨店
アクセス
獺(かわうそ)画廊 Kawauso gallery
〒104-0041 東京都中央区新富1-8-11 東新ビル4F
03-3552-0550 12:30 - 19:00 水曜